宇佐の衣装AR撮影画面とARイベント制作費用の見出し

結論を3行で

ARイベントの予算は、画面の中の制作物だけでなく、公開中の配信と会場での運営を含めて考える必要があります。

ARイベント制作費用をAR本体、配信費、当日運営の3層に分けて総額を考える結論図
AR本体・配信・当日運営を分けると、制作会社ごとに異なる見積範囲をそろえて比較できます。
  • フォト体験・回遊型・空間演出は、目的、素材、機能、現地検証の範囲によって見積が変わります。
  • 総額は「AR本体+プラットフォーム・配信+現地テスト・当日運営」を基本に、会場費・施工費・印刷費・景品費なども含めて確認します。
  • 目的、スポット数、支給素材、想定PV、現地対応の分担を先に整理すると、必要な範囲をそろえて比較できます。

以下は2026年11月3日に確認された各社の公開料金と条件です。税区分と含まれる範囲はサービスごとに異なり、市場相場やイベント総額を示すものではありません。会場条件、権利処理、素材、同時アクセス、公開期間によって個別の見積は変わります。AR全般の価格を横断して比較する場合はAR制作の費用相場【2026年版】、企画から公開までの順序はAR制作の依頼の流れも参照してください。

ARイベント制作費用|3方式と公開料金を比較

イベント向けARは、来場者に取ってほしい行動で方式を分けると見積が早くなります。撮影・保存を促す「フォト体験」、複数地点を巡る「回遊型」、現実空間へ3Dを出す「空間演出」の3方式です。

フォト体験・回遊型・空間演出で異なる素材、機能、現地検証の見積条件を比較した図
3方式で変わる素材、機能、現地検証を比較します。方式だけで総額は決まりません。
方式目的主な制作範囲見積が変わる条件
フォト体験撮影・保存フレーム、認識、保存導線素材、演出点数、対応端末、現地案内
回遊型複数地点の周遊スポット設計、スタンプ、完走画面地点別演出、景品、通信、スタッフ
空間演出現実空間での体験3D、位置合わせ、操作画面素材の制作・軽量化、現地調整、安全管理

TOBIDASEの公開開始価格は、WebAR制作が40万円〜税別、ARスタンプラリー制作が60万円〜税別です。いずれも目安は約1〜2か月で、企画、体験ページとQR、中間レビュー、公開サポートを含みます。WebARは1本、スタンプラリーはスポット設計とスタンプ・完走画面を含みます。WebARのキャンペーン設計・分析・景品、現地ロケハン、多言語は内容別見積です。スタンプラリーのキャンペーン設計・分析、景品調達、応募規約・事務局、掲示物も別見積です。両サービスは月額契約・最低契約期間なしと案内していますが、無期限の保守や延長が無料という意味ではありません。

TikTok向けSNSエフェクトは20万円〜税別、目安約2〜3週間で、企画、エフェクト1本、申請審査対応、中間レビュー、公開サポートを含みます。キャンペーン・分析・景品やお手本動画の追加制作は内容別見積です。SNSアプリで体験する方式であり、ブラウザで開くWebARの開始価格ではありません。

他社の公開料金は提供形態と範囲が異なります。次は同条件の価格比較ではなく、見積時に確認するための例です。

サービス公開料金種別・含む範囲別途確認
STYLY WebARレギュラー1ユーザー月38,500円(税込)自分で作成するツール。AR作成10、マルチマーカー10、商用利用、クレジット非表示、コード・共同編集、メールサポート制作代行は含まない。PV条件などはプランによる
田中昭文堂印刷スタンダード・フレーム1点50,000円〜(税区分は要確認)支給画像・ロゴの配置、モチーフ追加、ブランドカラー反映デザイン確定後約2営業日でURL・二次元コード納品。完全オリジナルは個別相談
パソナ日本総務部WebARコンテンツ300,000円〜(税抜)WebARコンテンツ制作。専用アプリは500,000円〜(税抜)納期・内容により価格が変動
WaiWai ARスタンプラリー月132,000円(税込)COCOARアプリを使用。最大10マーカー、1点に1コンテンツ、各10MB以内WebARではなく、コンテンツ制作は別費用
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「○万円から」の含有範囲を確認公開価格が安く見えても、オリジナル素材制作、修正、現地テスト、配信PV、案内サイン、当日対応が別の場合があります。総額比較では同じ項目を横並びにしてください。

フォト体験

来場者がキャラクターや装飾と一緒に撮影し、写真・動画を保存する方式です。顔への追従、複数フレーム、アニメーション、音、ランダム表示、応募フォーム連携の有無で制作範囲が変わります。ブラウザで開くWebARか、SNSアプリでエフェクトを使うかによって参加手順も異なります。

撮影型でも、保存仕様、カメラ権限、対応端末、会場通信を実機で確認します。方式の違いはARフォトフレームの制作費用と作り方も参考になります。

回遊型

会場内や街中の複数スポットでARを起動し、スタンプ、キャラクター、謎、特典を集める方式です。参加者が各地点を見つけ、QRなどから体験を開き、スタンプや完走画面に進むまでの案内を設計します。

費用を決めるのはスポット数だけではありません。全地点で同じ演出を出すのか、地点ごとに別の3Dやアニメーションを作るのか、特典を画面表示だけにするのか、景品交換や応募まで設計するのかで工数が変わります。規模別の内訳はARスタンプラリーの費用相場に分けています。

空間演出

大型製品、建築物、キャラクターなどを原寸・巨大サイズで出し、来場者が周囲を歩いたり画面を操作したりする方式です。3D制作、軽量化、位置合わせ、端末差の検証、会場の照明・床・通信を考慮します。

CADや3Dモデルを支給できる場合も、そのままスマートフォンへ配信できるとは限りません。変換、ポリゴンやテクスチャの軽量化、権利確認が必要になる場合があります。展示会での製品3Dや回遊の使い分けは展示会ブースのAR活用も参考になります。

見積内訳|企画から当日運営まで7項目

見積書を比べるときは、総額より先に項目をそろえます。企画、素材、開発、配信、現地テスト、当日運営、レポートの7項目に分けると、「A社には含まれ、B社には含まれない作業」を見つけやすくなります。

ARイベントの見積を企画、素材、開発、配信、現地テスト、当日運営、レポートの7項目に分けた図
画面制作の前後にある配信・現地・運営・分析を見積行として分離します。

制作費だけではイベントの総額になりません。配信費と当日運営費を分けて確認すると、見積の抜けを防げます。

見積項目含めたい作業金額が変わる条件発注側の確認
企画・体験設計目的、導線、画面遷移、KPI、要件定義会場数、関係者、提案範囲企画案と要件定義を分けるか
素材・デザイン2D、3D、動画、UI、音、コピー新規制作点数、精度、監修支給形式と権利は揃うか
実装・開発認識、演出、保存、連携、端末対応機能、地点、外部システム対応端末と非対応時の代替
配信プラットフォーム、サーバー、URL、解析公開期間、PV、容量、同時アクセス超過単価と終了後の扱い
現地テスト回線、照明、認識、導線、負荷、実機会場数、移動、再テスト本番と同じ時間帯で試すか
当日運営案内、障害一次対応、景品、端末、記録日数、時間、人数、交通宿泊主催者と制作会社の分担
効果測定ログ設計、集計、レポート、改善案KPI数、外部データ、報告頻度計測定義と納品形式

1. 企画・体験設計

「ARを置く」ではなく、誰に、どこで、何をしてもらい、その後どこへ進んでほしいかを決める工程です。会場図へ入口、体験地点、待機列、出口、景品交換を置き、ARを使わない来場者の動線も確認します。企画費が含まれない見積では、主催者側が画面遷移やサイン文言まで決める前提かもしれません。

2. 素材・デザイン制作

ロゴ、キャラクター、商品画像、CAD、3D、音源、監修済み文言をいつ渡せるかで費用と納期が変わります。データを「持っている」ことと、ARへ使える権利・形式で「支給できる」ことは別です。IP案件は権利者確認の回数とリードタイムも見積条件に入れます。

3. 実装・開発

画像・顔・平面・空間・位置の認識、アニメーション、撮影保存、スタンプ、抽選、会員・商品ページ連携などを作る工程です。機能数だけでなく、対応するOS・ブラウザ・端末の範囲が広いほどテスト工数が増えます。目的に不要な機能を減らし、成功条件に直結する動作へ集中させます。

4. プラットフォーム・配信

ツール利用料、ホスティング、アクセス解析、PV超過、公開期間、独自ドメイン、ブランド表記の非表示などです。月額型は初期費用が低くても、会期前のテスト期間と会期後の閲覧期間まで契約月数に含めます。大規模イベントは想定来場者数ではなく、ピーク時の同時アクセスと再読み込みも共有します。

5. 現地テスト

会場の照明、反射、床や壁の模様、GPS精度、電波、混雑、屋外の明るさは机上では確定できません。QRを置く高さ、読み取り距離、カメラ権限の案内、撮影してよい方向、安全な立ち位置まで、本番と同じ端末・回線で起動から終了まで試します。

6. 当日運営

案内スタッフ、景品交換、貸出端末、モバイル回線、障害時の連絡、再起動手順、行列整理、時刻別の現場記録などです。制作会社が現地へ入るのか、遠隔待機するのか、主催者スタッフだけで運用するのかで費用が変わります。

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当日運営を「制作一式」に埋めない拘束時間、人数、交通宿泊、機材、障害対応の範囲を別行にします。会場費、施工費、印刷費、景品費がAR見積の外である場合も、総予算表には必ず戻してください。

7. 効果測定・レポート

PV、UU、起動、完了、地点到達、保存、共有ボタン、応募、商品ページ遷移は別の指標です。何を成果とするかを公開前に決め、計測イベントと分母を固定します。アクセス解析がプランに含まれていても、KPIの定義、集計、考察、報告会は別作業の場合があります。

構成比較|体験と担当範囲を決める

予算を検討するときは、見栄えの豪華さではなく「含む範囲」を整理します。以下は発注条件を考えるための構成例であり、定額商品や金額ごとの提供保証ではありません。会場、素材、権利、配信、当日運営により個別見積となります。

1体験、複数地点、演出と運営の拡張という構成を制作側と主催者の分担で比較した図
体験の範囲と制作側・主催者の分担を比較します。定額プランや相場ではありません。
構成検討する制作範囲主催者との分担例向く目的
1体験に絞る撮影または商品説明、素材、基本テスト素材支給、告知物、当日案内撮影、来場記念、商品・展示の入口
複数地点へ広げるスポット設計、地点別演出、計測、現地テスト監修、会場調整、主催者スタッフ回遊、滞在、複数展示への送客
演出と運営を拡張する3D・動画、外部連携、アクセス対策、現地対応、報告権利承認、施工、景品、会場全体統括大型イベント、広域周遊、独自体験

1体験に絞る

既存のロゴ・キャラクター・商品画像を支給し、フォト体験または1地点のWebARへ絞る構成です。撮影保存か商品説明か、目的を一つにします。QRサインや当日案内を主催者側で用意する場合は、その作業と責任を分けて確認します。

SaaSを自社で操作する場合、その料金は制作会社へ企画・素材制作・端末検証まで任せる費用と同じではありません。社内工数と問題発生時の対応責任も比較します。

複数地点へ広げる

回遊、オリジナルの2D・軽量3D、地点別ログ、現地テスト、運営マニュアルなどを必要に応じて組み合わせます。入口、主役地点、ゴールの役割を明確にし、どこに演出を集中するかを決めます。

スポット数、コンテンツ点数、修正回数を分けて見積もると調整しやすくなります。

演出と運営を拡張する

複数の3D・アニメーション、位置連動、会員・応募連携、高アクセス対策、運営支援、詳細レポートなどを必要に応じて組み合わせます。制作物の数だけでなく、承認者、現地、システム、スタッフの連携も見積条件になります。

主KPIと障害時の継続条件を先に決めます。ARが動かない端末向けの通常ページ、混雑時の代替導線、問い合わせ窓口も納品範囲へ入れるか確認します。

追加費用を防ぐ6項目と実案件の判断基準

追加費用は、制作途中に前提が変わったときに発生します。素材、スポット数、PV、現地テスト、当日スタッフ、修正回数の6項目を見積前に整理し、変える場合の単価と期限を決めます。

ARイベントの追加費用を防ぐ素材、スポット数、PV、現地テスト、当日スタッフ、修正回数の6項目
数量と分担を数えられる形にすると、変更時の再見積もり条件が明確になります。
項目上振れのきっかけ先に決めること
素材支給予定の3Dが使えない、権利未確認、追加制作形式、点数、権利、支給日
スポット数地点追加、地点ごとに別演出、再設置地点数、演出共通化、設置担当
PV想定超過、会期延長、告知拡大、再読み込み含有PV、超過単価、公開期間
現地テスト会場変更、再訪、夜間・休日、遠方移動回数、日程、端末、交通宿泊
当日スタッフ開催延長、増員、景品対応、貸出端末人数、拘束時間、担当表、連絡系統
修正回数監修者追加、確定後の仕様変更、差し替え含有回数、承認者、締切、追加単価

実案件は費用の証拠ではなく仕様の参考にする

TOBIDASEの実績には、撮影型から原寸の空間演出まで幅があります。下田では約78mの黒船を原寸WebARで再現し、遊覧船上で2025年7月25日にiOS向けに公開しました。企画から検証・公開まで約4か月の制作例です。表現サイズや制作期間から個別案件の制作費は逆算できません。

3方式撮影・回遊・空間演出を比較
78m下田・黒船WebARの約全長
7項目企画から効果測定まで見積を整理
下田の出典:自社実績
宇佐の衣装AR撮影画面
自社実績・宇佐の衣装AR撮影画面。Meta Spark終了前のSNSエフェクトの例です。撮影型では余白、保存結果、案内導線を見積条件にします。事例詳細
下田港でQR起動から全長78mの黒船AR出現、タップ演出までを示す体験フロー
自社実績・下田港内めぐりARの提案時の体験ストーリー資料。空間演出では3D制作だけでなく、位置、船上の回線、現地テスト、操作案内まで仕様に入ります。事例詳細
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成果値と制作費を混同しない再生数、AR利用数、来場者数、回遊率、制作費は別の数値です。事例は必要な素材・機能・現地条件を洗い出すために使い、費用は同じ条件で個別に見積もります。

会期から逆算し、削らない費用を決める

告知物のQR確定、素材監修、会場予約、現地テスト、景品やスタッフの手配を含めると、ARの開発完了日より前に決める期限があります。制作期間は方式だけで決まらないため、会期と準備状況を共有して早めに相談します。

予算調整では、演出点数、3D精度、地点数、レポート頻度は段階化できます。一方、対応端末の基本テスト、会場での起動確認、安全な立ち位置、権利処理、障害時の代替導線は削らないでください。発注側の準備物と締切はAR制作の準備チェックリストでも確認できます。

よくある質問

ARイベント制作の見積前に多い質問を、費用・期間・当日運営の観点で整理します。

ARイベント見積前に確認する予算、会期、会場、素材、来場者数の5点
目的、予算・会期・会場・素材・来場者数を決まっている範囲で共有すると、見積条件を整理できます。

ARイベント制作は最低いくらから依頼できますか?

TOBIDASEの公開開始価格は、WebAR制作が40万円〜税別、ARスタンプラリー制作が60万円〜税別です。イベント総額は内容や当日対応によって変わります。企画、素材制作、告知サイン、現地テスト、当日対応の含有範囲をそろえて比較してください。

制作期間はどのくらい必要ですか?

TOBIDASEのWebAR制作とARスタンプラリー制作は、いずれも約1〜2か月が目安です。パソナ日本総務部は、自社のイベント向けARについてヒアリングを含め2〜3か月程度と案内しています。素材、監修、会場条件によって変わるため、会期を共有して相談してください。

当日スタッフ費は制作費に含まれますか?

会社とプランによって異なります。遠隔待機のみ、現地ディレクター1名、案内・景品交換まで含む複数名では費用が変わります。人数、拘束時間、交通宿泊、機材、障害対応、主催者側の担当を見積行へ分けてください。

来場者数が多いと費用は上がりますか?

制作物が同じでも、PV上限、同時アクセス、サーバー負荷、会場回線、案内スタッフ、景品数が変わるため上がる場合があります。想定来場者数だけでなく、AR体験率、ピーク時間、1人あたりの再読み込み、公開期間を共有します。

見積前に何を準備すればよいですか?

目的、予算、開催日と公開期間、会場図や写真・通信条件、支給できる素材と権利、想定来場者数、必要な当日対応を、決まっている範囲で共有してください。予算や企画が未定でも相談できます。

ARイベント制作の見積を相談する

最初から方式や機能を決める必要はありません。目的、予算(未定でも可)、会期、会場図や写真、素材と権利、来場者数、必要な当日対応を共有すれば、フォト体験・回遊型・空間演出の方式と制作範囲を整理できます。現地テストや当日運営を主催者と制作会社のどちらが担うかも、決まっている範囲でお知らせください。企画の全体像はARイベント活用の完全ガイド、実施例はWebARのイベント・観光プロモーション事例もご覧ください。

TOBIDASEでは、AR本体だけでなく、配信、会場導線、現地テスト、当日運営、効果測定まで必要範囲を分けてご提案します。概算とスケジュールは、ARイベント制作について相談するから、決まっている範囲をお知らせください。

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企画が固まっていない段階でも大丈夫です。目的と会場の条件をうかがって、実現できる形と費用の目安を先にお出しします。

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